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眼圧30mmHgの現実。術後半年の検診でわかった目の異変と【SLT治療】体験記

Treatment experience after STL
Treatment experience after STL
目次

術後半年の検診で眼圧30mmHg⁉ ランナーが経験した思わぬリスクとは

昨年、網膜剥離の手術を受けてから半年が経ちました。ランニングも再開し、眼科の定期検診で医師から思わぬ言葉を告げられました。

「眼圧が30mmHgありますね」


正常な眼圧は10〜21mmHgとされており、それを明らかに上回る数値に驚きました。


眼圧とは?緑内障との関係とランナーが気をつけたいポイント

眼圧とは何か?

眼圧とは、目の中を循環する液体「房水(ぼうすい)」によって保たれる内圧のことです。この圧力が高くなりすぎると、視神経に圧がかかり、緑内障などのリスクが高まります。

ランナーも例外ではない視神経のケア

ランナーは体調管理に敏感で、定期的に健康診断を受ける人も多いはず。ですが、視力や眼圧といった目の健康は見落とされがち。ランニングによる血流の変化や酸素消費なども目に影響を与える可能性があると感じました。


医師と相談のうえ決めた「SLTレーザー治療」

目薬だけでは不安、選択肢としてのSLT

眼圧が高い状態を放置すると視神経にダメージが残る可能性があるとのことで、医師と相談した結果、「SLT(選択的レーザー線維柱帯形成術)」という治療を受けることになりました。

SLTとは?初心者向けのやさしい解説

SLTとは、線維柱帯という目の排水機能の目詰まりを、レーザーで改善することで房水の流れを良くし、眼圧を下げる治療法です。組織にほとんどダメージを与えず、繰り返し治療も可能とされています。


実際にSLTを受けてみた感想

手術というほど大げさなものではなく、日帰りで済み、痛みもほとんどなく、すぐに普段の生活に戻れました。
主治医は、「処置」という言葉を使っていました。

新たに目薬で、処理の消炎目的で「ブロムフェナクNa」と眼圧を下げる目的の「ドルモロール」が処方されました。
治療の効果については個人差があるとのことですが、今のところ眼圧も安定していて、安心材料の一つになっています。


ランナー視点でのまとめ:視力も走力も大切に

「視界がクリアであること」は、ランニングにとっても大きなアドバンテージです。段差や障害物をいち早く察知するのも視力。目の状態を定期的にチェックすることは、ランナーとしての安全確保にもつながります。

今回の体験から学んだのは、目の健康を軽視しないこと、そして「少しでも違和感があれば専門医に相談すること」の大切さでした。

次の診察は2週間後。眼圧が下がっていればいいんですが。


最後に

私が今回この体験を書いたのは、同じように手術後の不安や、ランナーとして健康を意識している人に、少しでも参考になればと思ったからです。

実際、目の症状は見た目にはわかりにくく、「気づいたときには進行していた」というケースも少なくありません。私も、定期検診を受けていなければ、この眼圧の異常に気づけなかったかもしれません。

こうして記録に残しておくことで、今後また自分の体に異変があったときにも振り返ることができますし、読んでくださった誰かの「きっかけ」になればうれしいです。

※この記事は筆者の体験をもとに構成したものであり、すべての人に同じ結果が得られるわけではありません。治療や判断については、必ず専門の医師にご相談ください。

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